専門医研修カリキュラム
概要
聖マリアンナ医科大学はキリスト教的人類愛を基本とした「愛ある医療」の提供と、使命感をもった医療者の育成を目指して建学されました。がん診療連携拠点病院に指定されており、緩和ケアセンターとして院内の緩和医療を担当するとともに、川崎および周辺の地区の中核病院として地域医療にも貢献しています。
緩和医療学講座は、2015年に緩和医療学寄付講座(愛和病院)として開講され、2020年度より緩和医療学講座となりました。
全国でも数少ない大学院を併設した正規の緩和医療学講座として、「すべての方に質の高い緩和ケアを提供する」ことを目的に、日々の医療・教育・研究を実践しています。
質の高い専門医の育成は短期間で達成できるものではありません。医学部卒前教育から講義・実習などを通して緩和ケアの精神に触れるなかで育成されるものと考えています。
当学のカリキュラムでは、自ら緩和医療の技術や知識を身に着けるだけではなく、後進との対話や指導の中で緩和医療の在り方を共に考えていただきたいと思います。
また、当学は長年にわたって地域を支える医療を行ってきました。多くの関係施設や在宅診療医、コメディカル等との連携のもと、地域で暮らす患者さんやご家族のための緩和医療を学ぶことができます。
カリキュラム編入資格
日本の医師免許を有すること
日本専門医機構基本19領域のうちいずれかの専門医資格または旧制度の同等資格を有することが望ましい
指導者
橋口さおり (日本緩和医療学会専門医・日本専門医機構認定麻酔科専門医)
森山久美 (日本緩和医療学会認定医/研修指導者・日本専門医機構認定麻酔科専門医)
平川麻美 (日本緩和医療学会認定医/研修指導者・日本内科学会認定内科医)
研修中の待遇
常勤
給与等は当院規定による(詳細はご相談ください)
カリキュラム概要
臨床
1年次 聖マリアンナ医科大学本院 緩和ケアセンター
緩和ケアチームにおけるコンサルテーション業務(がん・心不全・呼吸不全・腎不全・神経難病 その他)
2年次 聖マリアンナ医科大学本院緩和ケアセンターまたは川崎市立多摩病院緩和ケア病棟
希望に応じて、他院緩和ケア病棟や在宅医療研修も可能
研究
抄読会の担当(輪番制)
臨床研究
慶應義塾大学等との共同研究(意思決定支援、緩和ケアニーズ、痛みや排便困難等の症状緩和、医学教育 など)
研究関連ミーティングへの参加
学会発表の支援
教育
緩和ケア研修会ファシリテーター
医学部学生教育クルズス等